夏を、もうひとつ越えた先に

八月二十三日。今日は処暑だそうです。暑さが止む、という意味らしいです。 昼間はまだ充分に暑いですが、夕方の来るのが少しだけ早くなった気はします。
日曜日で、子どもたちの夏休みも、そろそろ終わりが見えてきた頃だと思います。
この時期になると、決まって同じ言葉を聞きます。 「やってみたいとは言うとったんですけど、結局この夏も何もさせきらんやったです」。 大人の方からも聞きます。「昔から歌は好きやったばってん、今さらですよね」と。
その「今さら」に、いつも引っかかります
僕らの次の本番は、2027年9月26日、SAGAアリーナです。昼と夜、二回。 今日から数えると、夏をもうひとつ越えた先にあります。一年以上、先です。
これは、けっこう大事なことだと思っています。
つまり、今日から始めた人が、本番の日には「いちばん長く稽古してきた人」のうちの一人になっている、 ということです。誰かに慌てて追いつく話ではありません。 今日の一日が、その長さの最初の一日になる、というだけの話です。
急がなくていい。でも、遅くもない。
この二つが同時に本当でいられる期間は、そんなに長くは続きません。今は、まだその真ん中にいます。
覗きに来た人が、そのまま残っただけ
第1回公演『佐賀の夜の夢』には、約4,200名のお客様に来ていただき、 黒字で幕を下ろすことができました。 あの舞台に立った人たちも、はじめは、どこかの日曜日に「今さらかな」と思いながら、 それでも一度だけ稽古場を覗きに来た人たちだったと思います。 特別な人が集まってきたのではありません。覗きに来た人が、そのまま残っただけです。
ミュージカルアカデミーでは、体験レッスンを受付中です。 入ります、と決めてから来なくて大丈夫です。 夏が終わってしまう前に、一度だけ、見に来てください。
もっと遠くへ行けるのではないか。