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担当スタッフ

曇っているのは、どちらだろう

稽古場の様子

九月七日。今日は「クリーナーの日」だそうです。「ク(9)リーナ(7)ー」の語呂合わせで、 めがねを拭く布をつくっている会社が決めた日だと聞きました。

めがねを使っている方なら分かると思うのですが、あれは、一日で急に曇るものではありません。 少しずつ、少しずつ曇っていきます。だから、曇っていること自体に気づけない。

気づくのは、拭いたあとです。拭いて、かけ直して、それではじめて 「え、こんなに見えていなかったのか」と驚く。見えなかった景色は、ずっとそこにありました。 変わったのは、こちら側のレンズだけです。

「私、歌えないので」

稽古場で、私はこれと同じ場面を、何度も見ています。

「私、歌えないので」と言って来る方が、本当にたくさんいます。 声を出すのが恥ずかしい、リズムが取れない、人前に立つなんて向いていない。 皆さん、とても正直におっしゃいます。

それで、みんなで一度、声を出してみる。うまい下手の話ではありません。ただ、出してみる。 すると、そのあとの顔が明らかに変わるんです。「あれ」という顔をされる。 歌えなかったのではなくて、ここ何年も出していなかっただけだった、という顔です。

拭いてみるまで、自分がどのくらい見えていたかは、誰にも分からない。

才能の話をしているのではありません。そういう話をしています。

レンズを拭く機会は、あまりない

九月の佐賀は、朝の空気がまだ少し湿っていて、田んぼの色がゆっくり変わりはじめる頃です。 夕方に教室の窓を開けると、外の匂いが入ってきます。月曜の朝は、正直、誰にとっても少し重たい。 そういう日常のなかで、自分のレンズを拭く機会というのは、実はあまりありません。

だからうちは、体験レッスンという日を用意しています。 入る決心をしてから来る場所ではなく、確かめに来る場所です。 一度だけ拭いてみて、それで「やっぱり違った」でも、まったく構いません。

ひとつだけ、うかがってみたいことがあります。 久しぶりにやってみたら、思っていたよりできた、ということはありますか。

2027年9月26日、SAGAアリーナ

私たちは2027年9月26日、SAGAアリーナで第2回公演 『ピーターパン 〜ネバーランドSAGA〜』を上演します。 第1回『佐賀の夜の夢』には、約4,200名の方が来てくださいました。 もっと遠くへ行けるのではないか。それが、私たちの合言葉です。

その舞台に立つ人を、いま探しています。 出る人、手伝う人、観る人。入口は三つあります。

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