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担当スタッフ

声は、そろえなくていい

稽古場の様子

きょう九月十八日は「しまくとぅばの日」なのだそうです。「く(9)とぅ(10)ば(8)」という語呂合わせから決められた日で、 沖縄の島々に受け継がれてきた言葉を、もう一度大切にしようという日だと知りました。 この日に合わせて、島の言葉に親しむ催しが各地で開かれるそうです。

言葉は、そろえたほうが通じます。放送も、学校も、書類も、そうやって標準に寄せてきました。 それは必要なことだったと思います。ただ、そろえるたびに、こぼれていったものもあったはずです。 その土地でしか言えなかった言い方。その家でしか使わなかった呼び名。

私は歌と舞台の仕事をしているので、この話が、どうしても「声」のことに聞こえます。

うまい人を集めたいなら、三百人もいらない

募集のご案内をすると、よく同じ相談を受けます。 「声が低いんですけど、大丈夫ですか」「歌はうまくないんです」。 そのたびに私が思うのは、いつも同じことです。うまい人だけを集めたいのなら、三百人もいりません。

三百人で歌うとき、全員が同じ声になったら、たぶん、あまり面白くないのです。 低い声も、少しかすれた声も、まだ育ちきらない子どもの声も、そのまま混ざっている。 だからあの音の塊は、機械の音ではなく、人の声に聞こえるのだと思います。そろえるのではなくて、重ねる。 第1回『佐賀の夜の夢』で、約4,200名の方の前に立ったとき、私はそれを、むしろ客席の側から教わりました。

入口は、三つあります

2027年9月26日、SAGAアリーナ。第2回公演『ピーターパン 〜ネバーランドSAGA〜』昼夜2公演。
舞台に立つ出演者 約300人 / 支えるスタッフ 約200人 / 客席で観てくださる方 約12,000人。入口は三つあります。

どの入口から入っても、この舞台の一部です。出演のオーディションは、今年の11月を予定しています。

金曜の夜です。稽古場の窓の外はもう暗くて、虫の声がしています。 上着を腰に巻いた子が、走って入ってきます。体育館の床はもう、素足には少し冷たい。 何も特別なことのない、佐賀のいつもの夜です。

ひとつだけ、うかがってみたいことがあります。 あなたが、直そうとして、やっぱりやめた癖は、何かありますか。

もっと遠くへ行けるのではないか。それが、私たちの合言葉です。

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