休符は、音のない時間ではない

きょう九月二十一日は、敬老の日です。もとは九月十五日だったものが、祝日法の改正で九月の第三月曜日に移ったのだと聞きました(細かな経緯は、私も調べた範囲です。要確認としておきます)。今年は土曜・日曜と続いて、三連休の最後の日にあたります。ちなみに同じ九月二十一日は、国連の定める「国際平和デー」でもあるそうです。
連休の最終日というのは、不思議な時間だと思います。予定がひとつも入っていない午後。畳の部屋で、麦茶のコップに水滴がゆっくり伝っていく。誰も喋っていないので、柱時計の音だけが、急に大きく聞こえてくる。
楽譜には、休む時間まで書き込まれている
歌には、休符というものがあります。音を出さない時間のことです。
はじめて楽譜を見る子は、たいてい休符を「何も書いていないところ」だと思っています。でも違います。休符は、ちゃんと書き込まれている。作った人が、ここは鳴らさないでくださいと、わざわざ決めている。音のない時間のほうを、先に設計している曲さえあります。
稽古場にいると、このことを何度も思い出します。三百人が出る舞台では、袖で立って出番を待っている時間のほうが、実際に舞台に立っている時間より、ずっと長い。走って戻ってきて、汗を拭いて、暗いところでじっと次を待つ。あれは「何もしていない時間」に見えますが、そうではありません。あの静けさがあるから、次の場面が鳴ります。
今度の日曜、駅前に集まります
2027年9月26日、SAGAアリーナ。第2回公演『ピーターパン 〜ネバーランドSAGA〜』、昼夜2公演です。舞台に立つ人が約300人、支える人が約200人、客席で観てくださる方が約12,000人。第1回『佐賀の夜の夢』には、約4,200名の方が来てくださいました。
キックオフ集会 9月27日(日)15時/佐賀駅前交流広場/入場無料・申込不要
その最初の一歩として、駅前で集会を開きます。通りがかりに立ち止まっていただくだけで構いません。出演のオーディションは、今年の11月を予定しています。
「自分には、何か特別にできることがあるわけでもないし」とおっしゃる方に、いちばん伝えたいのは、この休符の話です。何かをしていない時間まで含めて、舞台は組み立てられています。待っていられる人は、それだけで十分に必要な人です。
ひとつだけ、うかがってみたいことがあります。あなたの一日のなかで、いちばん静かな時間は、いつですか。
もっと遠くへ行けるのではないか。それが、私たちの合言葉です。