すぐやり得るものは、すぐにやる

きょう十月六日は「役所改革の日」だそうです。1969年のこの日、千葉県松戸市の市役所に 「すぐやる課」という課ができました。発案したのは当時の市長で、モットーは 「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」。 側溝の詰まりや壊れたU字溝といった、小さいけれど暮らしに直結する困りごとを、 たらい回しにせずに引き受ける部署だったと伝えられています。 評判は全国に広がって、1975年までに三百以上の自治体が似た課を置いたそうです。
いいモットーだと思いました。「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るもの」と、 条件が二つついているところです。全部をいますぐやれ、とは言っていません。 急ぐべきで、しかもいまの自分の手で終わること。 その重なった小さな部分だけを、きちんと引き受ける。
稽古場にたまる、小さな「あとで」
歌の出だしが半拍遅れる。立ち位置が毎回ずれる。靴紐が長すぎて、踏みそうになっている。 どれも作品の出来には関わらないような気がして、「あとで直します」と流れていきます。 そして本番の二週間前に、全部まとめて戻ってきます。
先週、稽古の終わりに、ある子が残って同じ四小節だけ歌っていました。 きょう言われたところですか、と聞いたら、こう言いました。
「はい。いま直したほうが、たぶん早いので」
すぐやり得るものを、自分で見つけたのだと思います。
動かすのは、「いまやっておきます」の積み重ね
第1回『佐賀の夜の夢』には、約4,200名の方が足を運んでくださいました。 収支も黒字で終えることができました。 あのときも、ものを動かしたのは大きな決断ではなく、 だれかの「いまやっておきます」の積み重ねだったように思います。
第2回公演は『ピーターパン 〜ネバーランドSAGA〜』。 2027年9月26日、SAGAアリーナで昼夜2公演です。 本番まで、きょうから数えて355日あります。
入口は三つあります。舞台に立つ人が約300人、支える人が約200人、 客席で観てくださる方が約12,000人。 どれかひとつを選んでいただけたら、それで十分です。
いま「すぐやり得ること」が、ひとつあります
出演者オーディションの応募です。 応募締切は2026年11月15日(日)23時59分。 オーディション本番は11月21日(土)・22日(日)、 会場は旧さがレトロ館(佐賀市城内2-8-8)です。 佐賀県にお住まいなら、年齢も経験も問いません。300名募集、参加費1,000円。 くわしくは特設ページをご覧ください。 ミュージカルアカデミーの体験レッスンも、いま受付中です。
きょうは「国際協力の日」でもあると知りました。 ひとりでは届かない場所に、手を貸し合って行く日ということなのだろうと思います。
ひとつ、うかがってみたいことがあります。 あなたのいまの「あとで」のうち、五分で終わるものはどれでしょうか。
もっと遠くへ行けるのではないか。役所改革の日に、そう思っています。